標本作製2011年06月11日

2007年の夏に研究仲間と岩手県奥州市の焼石岳の採集を行ったが,その時のサンプルを標本にした.海抜高度720mから1460mの間で,6地点を設定して土壌サンプルを採集した.当日は雨だったが,土壌動物の採集ではそれほどの問題はないだろう.天候に左右されないのは利点である.
 垂直分布が解析できるかと期待していたが,思ったほど個体が採れていなかった.って,ソーティングをしてもらったのでこんな事を言うとバチが当たるか.どんなものが出てくるか楽しみだが,多少残念な面がある.
 焼石岳御サンプル処理が短時間ですんだので,群馬県嬬恋村の鬼押し出し近くのサンプルも行った.こちらは,タカナワカマアシムシ属のものが目的.こちらは,数が多くて280個体ほど得られていた.処理に思った以上の時間がかかり,1日仕事になってしまった.