本「カエルの鼻」を読む2011年03月24日

廃棄処分と言うことでいただいてきてそのままになっていて,気になっていた本,ちょっと古い本だが「カエルの鼻 たのしい動物行動学」(八坂書房)を読んだ.著者の石居進氏は,私には学生時代に読んだ「生物統計学入門」(培風館)(こっちはもっと古いなぁ~)の著者のイメージが強い.
読んでみると,大変面白かった.著者がはじめにに「実は科学の研究の手順とはこういうものですという話がしたかったのです」とあるが,まさにそれが示されていると感じた.詳細な実験計画法の紹介があるわけではないが,様々な配慮のもとに実験計画を行い,統計学的検定法を適用することの重要性が分かる.
いろいろ考えさせてくれる本であった.

表紙画像