東京大学構内のサンプル ― 2010年10月04日
しばらく前に送っていただいた,東京大学構内の三四郎池と壊徳館周辺のサンプルを処理した.東京都内の記録は10数地点から記録されているが,皇居をのぞいては1,2種が記録されているだけである.東京大学構内からの記録はこれまでない.プレパラートにしてみると,約60個体が見つかった.カマアシムシ類は外見での同定はほぼ不可能だが,見た目の雰囲気として複数種が含まれていそうである.一週間もしたら,検鏡できるようになるだろう.楽しみである.
PCのデータ整理とバックアップ ― 2010年09月26日
久々の休みで,思い立ってPCのデータ整理とバックアップをした.買ってあったUSB外付けHDも買ったままで箱から出してもいなかったので,何とかしたいとは前から思っていた.また,これまでの様々なデータが乱雑になっていたので,整理することにした.テキスト関係のデータと画像関係のデータ整理だけなのだが,意外と時間がかかった.画像はなくなっても大してダメージはないが,データは困るので3重にバックアップをした.しばらくはこれで大丈夫だろう.
検鏡しまとめなくてはいけない標本がたまっているのに,こんな事をしているのは,やはり逃避行動か?
検鏡しまとめなくてはいけない標本がたまっているのに,こんな事をしているのは,やはり逃避行動か?
極東ロシアのカマアシムシ類 ― 2010年09月25日
ウクライナのS女史が極東ロシアからBaculentulus(モリカワカアマシムシ属)の2新種を報告された.投稿前に原稿を見てコメントをしたものが刊行されたものである.その時に,新種の一つであるB. potapoviのdiagnosisに関して,コメント・疑問を呈していた.確かに,刊行されたものではそのコメントが考慮されているが,B. morikawai, B. samchonri, B. taipeiensis, B. tienmushaensis, B. tosanusとの類縁関係に触れられておらず,大きな課題が残っていると感じる.この中で,B. morikawaiとB. tosanusは日本での普通種であり,B. morikawaiには2つのタイプがあり,これをどのように取り扱うかが難しい.今回のB. potapoviはこれらの種との区別が難しく感じる.果たして,独立種として良いのだろうか.
それにしても,S女史の研究活動は活溌で,極東ロシアだけでも結構な種類の報告がされている.日本との類縁が深い種が多いだけに注目して行かなくてはいけない.
それにしても,S女史の研究活動は活溌で,極東ロシアだけでも結構な種類の報告がされている.日本との類縁が深い種が多いだけに注目して行かなくてはいけない.
原稿への個人的なコメント ― 2010年09月05日
以前,ウクライナのS女史にSugaentulusの情報提供したことを書いたが,原稿が完成し送られてきて,投稿前にコメントを求められていた.シベリアから記録されていたHesperentomon tianshanicumの再記載の原稿へのコメントもあわせて求められていた.これまであまり時間がとれずにいたが、やっと何とか読み終わり、コメントを書き終えた。
原稿を読みコメントなどしていると、私も負けずに(?)たまっている資料を原稿にしなくてはという気になってくる,が暑さで気力がわかず,実際にもいろいろなことで悲しいくらいに時間に追われている.
原稿を読みコメントなどしていると、私も負けずに(?)たまっている資料を原稿にしなくてはという気になってくる,が暑さで気力がわかず,実際にもいろいろなことで悲しいくらいに時間に追われている.
8月最後の日曜日 ― 2010年08月29日
8月最後の日曜日.苦労した展示も後2日で終了である.始まる前までは結構大変だったが,始まってしまうとあっという間に終わり.これから資料の返却などでまだまだ大変だが.
T博物館のFさんが訪ねてこられた.今回の展示では,トビムシの同定をお願いした.遠くからわざわざ来ていただいたが,日曜日でお客さんもあり,十分な対応もできず申し訳なかった.
また,嵐山町のAご夫妻も来館され,K大学のMさんが皇居で採集したというハサミコムシを持ってこられた.こちらも十分な対応ができず,申し訳なかった.一見すると,かなり大きいのでヤマトハサミコムシではなさそう.これまでも,大きなハサミコムシを見ているが,日本未記録の種が多く,属も不明というのが多々あった.今回はどうだろうか.といいながら,なかなか調べる時間がないのが実情.なるべく早めに何とかしたいなぁ~.
T博物館のFさんが訪ねてこられた.今回の展示では,トビムシの同定をお願いした.遠くからわざわざ来ていただいたが,日曜日でお客さんもあり,十分な対応もできず申し訳なかった.
また,嵐山町のAご夫妻も来館され,K大学のMさんが皇居で採集したというハサミコムシを持ってこられた.こちらも十分な対応ができず,申し訳なかった.一見すると,かなり大きいのでヤマトハサミコムシではなさそう.これまでも,大きなハサミコムシを見ているが,日本未記録の種が多く,属も不明というのが多々あった.今回はどうだろうか.といいながら,なかなか調べる時間がないのが実情.なるべく早めに何とかしたいなぁ~.