体調不良です2011年08月08日

先月末から体調が悪い.風邪をひいてしまったようで,医者に行って薬をもらったが効かず,さらに悪くなった.ここ数日少しは良くなったが,相変わらず咳は止まらない.こんなに調子が悪いのはいつ以来だろうか.何かをする気力も湧かず,ぐだっとしている.まあ,ブログに書き込めるようになっただけ,良くはなったのか......

引き続き体調不良2011年08月21日

風邪をひいてから既に3週間が経とうとしているのにまだ本調子ではない.咳が止まらないのだ.呼吸器内科に行き,レントゲンを撮ってもらったところ肺には問題はない,とのことで一安心.咳だけ残るのは良くあるとの説明だったが,それにしても長い.おかげでいろいろな薬を飲んでいる.
 先日,北海道のOさんから2つのサンプルを送っていただいた.両方とも面白そうなものだが,特に一つは出現地点が興味深い.場合によっては報告できるかも(多分できるだろう)と思っている.そのためにも,サンプル処理をしなくてはいけないのに,何となく気力が湧かない.こんな事では困ってしまう.気力だけでも何とかしないと......

プレパラート処理2011年08月22日

日程を見てみると,今月では今日しかプレパラート作成の時間が取れない.来月以降は職場の引っ越しがあり,時間がどうなるか全く予想ができない.思い立ったところで,先日Oさんから送ってもらった北海道産のサンプルを処理した.
 一つは地衣類から得られたもので,こちらは少なく2個体.もう一つは,1リットルの土壌試料から得られたというサンプル.何と約300個体もいた.これだけの個体が出てくるというのは,かなりの密度になる.カマアシムシ類では個体の塊がランダム分布しているようで(これはまだ未発表,と言うより発表予定もない),それに当たるとかなりの数が得られるのかもしれない.個人的な経験では,5×5×5cmのサンプラーから50個体くらい得たこともある.どういうところに分布しているのかは,これは分からない.
 それにしても,送っていただいたサンプルが全体的に白っぽかったのは何故だろうか.以前,九州のKさんから送っていただいたサンプルも個体が透明な感じがした.ササラダニ屋さんは何か保存液が違うのだろうか.

琉球列島のコムシ類2011年08月29日

琉球列島の沖縄島と石垣島のコムシ類をまとめた報告が公表された.これは,日本新産種があったためその記録の取り扱いをどうするか,多くの資料をいただいた琉球大学の佐々木さんと相談した結果,他の記録も含めてとりまとめることになったものである.日本ではコムシ類を研究される方がほとんどおらず,何故かここにまで少し手を広げてしまっている.
 今回の報告では,種名の確定したものは4種.ウロコナガコムシLepidocampa weberi, ナミヒメハサミコムシParajapyx isaellae,エメリーハサミコムシ Parajapyx emeryanus の3種は既に報告されていた種類である.トゲナシヒメハサミコムシParajapyx paucidentisは日本新記録種である.
 本報告の書誌情報は次のとおり.
中村修美・佐々木健志(2011)琉球列島の沖縄島と石垣島のコムシ類(六脚上綱内顎綱)の記録.沖縄生物学会誌,49: 113-119.

ミミズサマースクール開催2011年08月31日

29日から今日(31日)まで,ミミズ研究談話会によるミミズサマースクールが,私の勤務する博物館で開催された.20人を超える人が集まり,3日間ミミズ漬けの日々を過ごされていた.遠くは沖縄からも参加されていた.私も運営委員に名前を連ねさせていただき,ずっと参加したかったのだが,いろいろな仕事や会議でほとんど参加できなかったのが残念だった.それでも,採集法や固定法など大変勉強になった.辛子を解いた水による深層種の採集などは興味深かった.実際にノラクラミミズが博物館敷地内から得られたのはちょっとした驚きであった.
 外部や内部の形態観察,解剖,同定は残念ながら参加できず(って,一番重要なところだろう (^^;)).同定も結構大変そうである.聞いてみたところでは,今回11種(だったと思う)ほどのミミズが採集されたとのこと.本格的な採集では無かったのに結構いるものである.
 普段,なかなか専門の勉強会などに参加したり,目にしたりできないので,大変刺激を受けた3日間であった.